私たちの考えるD2C

D2Cが熱いらしい。


私と同じように「ああこれは、C3POとR2D2の仲間か」と思ってくれた人がいてくれると信じたい。


実はこの言葉は、Direct to Consumerを意味しており、ブランドが自社のECサイトなどを通して、ユーザーへ直接商品を販売するビジネスモデルのことを指しているようだ。


インターネットやSNSが当たり前になり、立ち上げたばかりのブランドや個人でも発信ができるようになった。そのおかげで、店を持たずして自社サイトだけでも製品を売ることができるようになった。ざっくりとした説明だが、このような流れでできた仕組みのことをD2Cと言うらしい。


数十年前までは、新聞やテレビなどのメディアの紹介がなければ情報は広まらなかった。そして、リアルな店舗がなければモノは売れなかった。そう考えると、D2Cは今風な考えだ。「D2Cはデジタルネイティブであるミレニアル世代に刺さるビジネスモデルだ」というアメリカ西海岸が香る言葉で、形容されるくらいには今風だ。

(Photo on Unsplash)


何を隠そう、Rockwell JapanもD2Cを行うブランドだ。というよりは、ブランドであることがわかったという表現が正しい。先週公開したnoteを読んだ方々は分かる通り、私たちはそういうトレンドをおさえて逆算をすることが著しく苦手なブランドだ。


「みんなで旅をしながら、映像撮ったり、文章書いたりして生きていきたい」

ユートピアに暮らすアーティストライフを標榜していた私たちは当初そんなことを話していた。


「例えば製品を着てメンバーで旅をすれば、ブランドの広告としても使えそう!そういう世界観を発信すれば、それを魅力的に思ってくれる人も一定層いるんじゃない?」


「確かに、そのストーリーを伝えられれば共感してくれる人もいるはず」


「ブランドとして製品を売るだけではなく、壮大な世界観とかストーリーを自社で発信するクリエイティブなブランドを目指そうや!」


私たちは製品を売るだけでなく、自分たちが作る世界観を売りにするブランドになるのだ。画期的なブランドだと思った。Googleが答えを教えてくれるまでは。

「D2C ブランド」で検索すると、ものの5分、いや1分かつワンスクロールで「D2Cは強烈なブランドストーリーを伝えられるブランドである」ということが書いてあった。そのストーリーに共感してくれた人がファンになり、モノが売れるということだった。


岡山の国道を車で走り、マクドナルドを頬張りながら、侃侃諤諤行われた議論から生まれた我らの結論は、すでに立派なビジネスモデルとして世の中を席巻しはじめていた。結果的に、Rockwell Japanは最新トレンドのど真ん中をおさえたブランドとしてビジネスを始めようとしていた。


いや、おかしい。私たちがそんなにうまくトレンドをおさえられるわけがない。絶対にどこかの歯車が狂っているはずだ。私たちは道を踏み外してからやっと走ることができる。そういうブランドなのだ


そんな折、代表の祇園の次なるアイデアを聞いたとき、私は安心した。私たちが今やろうとしていることは、「全国どこでも無料試着」というサービスだからだ。

これは、お客様の元へ私たちが商品をお持ちして、その場で試着をしてもらうサービスだ。サービスとしてやっているため2020年2月現在は、無料として始めている。店舗がない私たちは、お客様と直接話す機会が限られており、製品に込めた思いやブランドとしての価値観を伝えることはインターネットの中に限られてしまう。また、お客様目線だと、店舗がないゆえ、ジーンズのサイズがわからないことも往々にして考えられる。特にジーンズともなると、丈やウエストが気になるのは当然だろう。(※返品サービスは未使用・未洗いに限り1回のみ可能です)


とはいえ、なんでこんな非効率なことをはじめたのか。それは、私たち自身がいつまでも自分の足を動かす、泥臭いブランドでありたいと思っているからだ。自分たちの目で見たものや肌で感じたものを一番大切にするブランドだからこそ、今このタイミングで私たちのブランドや製品に興味を持ってくれた方々に会いに行きたいのだ。会いに行き、私たちの熱量や泥臭さを伝えた上で、ジーンズを穿いてほしいと私たちは思っている。

お客様と直接会い、製品を直接手渡すことで、皆様の生のリアルな反応を知る。ジーンズが何本売れたと数字を追うことも楽しいが、皆様がJOURNEY ARMOURを穿いて、どんな人生を過ごしていくのかを聞く方が、私たちとしては純粋に面白いのだ。


会いに行けるジーンズ屋というものは街中にあるが、会いに来るジーンズ屋はなかなかいないだろう。そのカスタマーへのダイレクトさは、本来のD2Cの意味を履き違えているようにも思えるが、しょうがない。私たちはそういうブランドなのだ。


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Text by ジュンヤスイ(@jjyasui